平和ボケができる社会というのは、ほんとうはすごいことなのだ。
目次
旧ユーゴを歩く
[論考]
東浩紀
平和について、あるいは「考えないこと」の問題(前篇)
上田洋子
ナショナリズムとストリート ロシア語で旅する世界 第13回
[インタビュー]
ジェリミール・ヴカシノヴィッチ
ユーゴはヨーロッパの未来だった 聞き手=東浩紀+上田洋子
ファルク・シェヒッチ
戦争に声を与える 聞き手=東浩紀+上田洋子
[論考]
阿部卓也
絵本が登場するとき
星泉
ペマ・ツェテン 〈あいだ〉を駆け抜けた人
[ゲンロンの目]
星野博美
落馬に教えられたこと
[座談会]
暦本純一+清水亮+落合陽一
人間の拡張と文化の継承
[連載]
ユク・ホイ
カントの政治哲学における認識論 惑星的なものにかんする覚書 第4回 訳=伊勢康平
[特別寄稿]
藤幡正樹
非西洋にとっての芸術の可能性 ユク・ホイ『芸術と宇宙技芸』を読む
[連載]
石田英敬
1974・1・24 飛び魚と毒薬 第10回
イ・アレックス・テックァン
韓国における批評理論の「赤い」記憶 理論と冷戦 第7回 訳=鍵谷怜
[論考]
中村隆之
アフリカ哲学への招待 「他者の哲学」から「関係の思想」へ ※再掲載
[連載]
田中功起
アートを再考し、朝ご飯を作る 4月1日から8月23日 日付のあるノート、もしくは日記のようなもの 第18回
[ゲンロンの目]
近内悠太
孤独を忘れるためにこそ、物語はある
[創作]
中野伶理
那由多の面 第7回ゲンロンSF新人賞受賞作 解題=大森望
[コラム]
辻田真佐憲
国威発揚の回顧と展望 # 7 明治神宮外苑の歴史と再開発問題
山森みか
イスラエルの日常、ときどき非日常 # 12 戦時下におけるキャンパスの役割
福冨渉
タイ現代文学ノート # 10 「父」なき時代の生殖
ネコ・デウス 17
島暮らしのザラシ まつい
寄稿者一覧
支援者一覧
編集後記
English Table of Contents
表紙=菊谷達史